UCI WCH 2015 Richmond

1:00〜2:50、NHK-BS1


米国・リッチモンドで開催された、自転車ロード世界選手権のダイジェスト。
解説は土井雪広さん。

女子のジュニアで日本選手が4位に入ったそうですが…うーん、男子の活躍が見たいなぁ。(切実)

女子エリートは与那嶺選手がTT・RR共に出場。
ロードレースでは最終ラップまで残ってましたが、落車して60位台という結果に…。


男子エリートTTでは、バシル・キリエンカ(ベラルーシ)が初優勝。
カンチェラーラは欠場も、昨年王者のマルティン(ドイツ)らを押しのけて、世界チャンピオンとなりました。


男子エリート。

リッチモンド大学の敷地からスタートし、16.2kmのサーキットを15周。261.4km。
45ヵ国から192名参加。日本からは新城、別府、内間の3名。内間選手が出るとは意外でした。

周回コースは、レース後半の2つの登りがキー。
片方は荒れた石畳で曲がりくねった坂道(リビーヒル)、もう片方はまっすぐだけれど、平均勾配は12%(23番通)。
また、フィニッシュ近くにも緩い勾配がある。


公式スタート直後にアタックが掛かり、8人の逃げ集団が形成。
サーキットに入り、プロトンとの差は3分半。


中盤。9周目に入り、プロトンは2分程度に差を詰める。
逃げ集団は5人に。

10周目、逃げは4人に。差は小さい。
プロトンに吸収され、新たな動きが生まれるか?


プロトンのまま、11周目へ。
ここでコロンビアとカナダの選手が抜け出す。シウツォウ(ベラルーシ)、フィニー(米国)も入り、4人で逃げ集団形成。
メイン集団はドイツがコントロール。

最後の登りでコロンビアの選手が脱落し、逃げ集団は3人。
フィニッシュライン、プロトンとは1'15"。


12周目、オランダがプロトンコントロール。
補給地点で落車が発生し、新城選手や内間選手が足止めされた模様。
プロトンは一時分裂も、後半の坂道でだいぶ復帰した模様。

13周目、逃げ集団と24秒差でプロトン。
そして逃げ集団は吸収される。

23番通りの登りで、英国の選手がアタック。
オランダ、ベルギーの選手も追走し、数人の選手が先頭に。
その先頭集団から、モレマ(オランダ)がアタック。追走は7〜8人。


フィニッシュライン直前でモレマが捕まり、約10人の逃げ集団で14周目へ。
昨年王者のクフィアトコフスキー(ポーランド)やモレノ(スペイン)、ボーネン(ベルギー)等、強い選手も逃げ集団に居ます。

リビーヒルの登りを超え、何人か逃げ集団に加わり、13人に。
しかし、プロトンとの差もほとんど無く、彼らは吸収される。新城選手もプロトンに残っている模様。


ドゥムランがアタックしかけて最終ラップへ。
イタリアやオーストラリアがプロトンをコントロール。

残り10kmを切り、シウツォウ(ベラルーシ)とファラー(米国)がアタック。
も、残り5kmで共に吸収される。


リビーヒルの登り、スティバル(チェコ)とデゲンコルブ(ドイツ)が先頭で通過。
続く23番通りの登りでサガン(スロバキア)がアタック。プロトンとの差を広げていく。

最終コーナー(残り680m)。サガンはまだ逃げる。


このままサガンは逃げ切り、世界チャンピオンはペテル・サガン!!
プロトンのスプリントの結果、2位マシューズ(オーストラリア)、3位ナバルダウスカス(リトアニア)のポディウム。新城選手はプロトン内でフィニッシュ、17位(3秒差)。
別府選手と内間選手はリタイアとなったそうです。


サガンは「集団スプリントでは勝てないと思った」。確かに、サガンらしい勝ち方だった気がします。
日本と同じ、3人出場のスロバキアでしたが…彼の成し遂げた結果は素晴らしいですね!!!