2017-18 UCIトラック・ワールドカップ 第3戦 (未完)

(1月20日 25:15〜26:05 / NHK-BS1)

舞台はカナダ・ミルトン。(木製・250mオーバル)
現地時間で12月1〜3日に開催。調べたところ、2015年に完成したオーバルらしい。


日本からは日本チームと、JPC(UCI情報によれば「日本・プロフェッショナル・サイクリング協会」)、DSR(同「ドリーム・シーカー」)という3チームが出場。



男子ケイリン。
日本から3選手が出場し、準決勝でその3名が同一組という微妙な展開に…。
脇本選手が唯一決勝進出。決勝では4位に終わるも、進化の感じられる走りだった風に思います。
(昔は1発のスプリントで終わってましたが、2段階スプリント出来る体力となったのは、世界の舞台で戦う上で大きな進歩かと思います)



女子競技のダイジェスト。
団体パシュートは、第2戦で日本記録を更新したそうですね(4分34秒362→4分27秒329)。そして銅メダルを獲得。
そうして臨んだ第3戦ですが…ベストタイムは4分35秒550だったみたいです。
映像では、途中で空中分解してましたね…。(滝汗)


女子ケイリンは、2選手が登場。
小林選手が2回戦で落車も、怪我の身体を押して、最後の順位決定戦(=B決勝)に登場。
前田選手が2着、小林選手は3着でした。


女子マディソンは、梶原・橋本の2人で参戦。
2人が交代しつつ、周回数を重ねていく。
スプリント周回が10周ごとにあり、5,3,2,1pが上位4チームに与えられる。但し、ゴールスプリントは2倍の10,6,4,2p。


80周のレースで、日本チームは終盤まで0p。一発のアタックを狙い、最終盤に飛び出した。
集団の他チームが牽制しあった事もあり、ゴールスプリントを1位で通過し、10p獲得。
日本チームは結果、5位となりました。
「ノーポイントだし、見逃してくれるかなと思った」そうですが、解説の中野浩一さんは「毎回通用する手じゃないよ。少しづつポイントを積み重ねなきゃ…」とおっしゃっていました。



最後は、女子オムニアム。
オムニアムって、数年前は「2日間で6種目」だったのですが…最近になって、種目が変化していた事を知りました。
スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの「1日で4種目」へと変わり、タイムトライアル系が無くなったみたいですね。
TV放送等における、時間短縮の傾向でしょうか…?


日本からは、梶原選手が出場。
スクラッチ…30周で争うも、終盤まで動きなし。ゴールスプリントを梶原選手が制し、まずは総合1位に。
エリミネーション(第3種目)までは、1位から40,38,36,…と2p刻みで順位ごとに配点。その辺りは変わってないみたい。
テンポレース…1周ごとに、トップ通過選手が1ポイント獲得だそうだ。ポイントレースに似ていますね。こちらも30周。
序盤は様子見していた梶原選手も、中盤からポイント獲得に乗り出し、2位に大量点差をつける。
ゴールスプリントは2番手も、周回遅れ等の動きは無く、獲得ポイントで1位。よって、総合1位を守る。
エリミネーション…こちらも梶原選手がマッチレースに持ち込み、1位。総合1位を守る。


最後のポイントレース、梶原選手は2位のカナダ選手と12p差、3位の英国選手と16p差で迎える。
スプリント周回での5,3,2,1pシステムは変わりませんが、ゴールスプリントは10,6,4,2pと、2倍になるそうです。
レースは80周、10周ごとのスプリント。
梶原選手は序盤からコンスタントにポイントに絡んでいきます。
そして、残り20周を切った終盤、他選手のアタックに乗っ掛かる。
後続から選手が入り、4選手でローテーション。7回目のスプリント(70周)を4位で通過し、1p加算。
残り数周、単独でアタックし、メイン集団に追いついた!
これにより、20pのボーナスが加算。無事フィニッシュすると、優勝確定という段階までやって来ました。


ゴールスプリント。集団後方で流してフィニッシュし、オムニアム優勝が確定。それも、全種目1位という立派なものです。
そして、日本の女性選手では、初めての優勝だそうだ。
表彰式の君が代、良いですね♪
ちなみに、解説の中野浩一さんは「今回は有力選手が居なくてラッキーな部分もあったが、完勝と言っても良い勝ち方だった」とコメント。

ちなみに、ワールドカップは全部で5戦あり(現在、最終戦ベラルーシが開催中)、2月末に行われるトラック世界選手権は、オランダ開催だそうです。


以下、自転車連盟のサイトとUCIさんから。(レポート)
…の予定。